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2012年3月7日水曜日

ジャクソン・ポロック展@東京国立近代美術館

ジャクソン・ポロック展にいってきた。場所は、竹橋の東京国立近代美術館。


モダンアートでは有名なジャクソン・ポロック。
ジャクソン・ポロックJackson Pollock, 1912年1月28日 - 1956年8月11日)は、20世紀アメリカ画家である。
抽象表現主義の代表的な画家であり、その画法はアクション・ペインティングとも呼ばれた。彼を含むニューヨーク派の画家たちの活躍により、1950年ごろから美術の中心地はパリではなくニューヨークであると考えられるようになった。(wikipediaより)
ちなみに"No. 5, 1948"は、2010年時点で世界で最も高額な絵画として知られています。
135億で落札された作品。
(今回それは来てないけど、評価額200億というインディアン何とかって作品が来てる。)

現代アート、特に抽象画は絵画の中では一番面白くて好きだし
一応大学時代も、近代・現代芸術を扱うゼミに所属をしていたのですが
さすが抽象的なだけあって、何を表現しているのかぜんっぜん分かりません。
 よく美術史を勉強してたっていうと絵の見方とかを聞かれるけど
よく知らない時代背景の絵を見ても「何となく色合いが好き」とか
「この絵、雰囲気いいね〜」くらいの感想しか分かりません。
 (不真面目な学部卒なんで、他の方はどうか分かりませんが…)


ただ、近現代の美術が面白いなーと私が思うのは
過去の思想や潮流の、現時点での行き着く先が表現されていると思うから。
この絵○○っぽいなーと思ってみてたりするとやっぱり影響を受けていたり
今回の展示のように年代別にその画家の作品を追っていくと
ある時点でぽーんと突き抜けている時があって、
それが、美術史におけるその画家の価値だってたぶん言われているもので
そういうのを見るのが、面白い。たぶん結構、左脳的なことだと思うのです。


ジャクソン・ポロックは幼少期は移住が多く、また農場や山の傍で暮らすことが
多かったみたいで、特に初期の作品にはアースカラーやネイティブアメリカンの
文化の色が濃く出ている。色鮮やかで力強い大地を思わせる作品。


ドロッピングをメインに用いる
アクションペインティングと呼ばれる技法のビデオもあったんだけど
面白かった。大きなキャンバスを床に置いて、絵の具を飛ばしていく。
日本では書道とかもあるし畳文化だから床で何かをするって普通だけど
欧米では床に置いて絵を描くということ自体、画期的だったみたい。


絵画という存在が、目の前の対象を絵の中に据えておくものではなく
描くという行為自身を絵の中に閉じ込めておくもの。
そういう意味で絵画の存在意義を変えたことは面白い。


またポロックの作品はオールオーヴァーとも呼ばれている。
たぶん絵画から描く対象を排除することによって
ストーリー性が必要となくなり、構図が要らなくなる。
そうすると均一性や平面性がより強調される(って当たり前だけど)
これが一体どういう意味だったのかよくわからないから
今度、立ち読みしてこよう。


ポロックの人生は、グッゲンハイムに見いだされて
ドロッピング手法で一躍有名になるものの、作品が売れなくなり
ブラックペインティングという手法を探求し始めるも
いまいち世間の評判は悪かったようで、アル中がひどくなる。


で、最後は愛人とその友人など8人を巻き込んでの交通事故死。
という、何ともニューヨークのアーティスト的
(といったらNYの人に怒られそうですが…)な人生を送っている。


今回の展覧会では、そういったポロックの人生を
年代別に丁寧に解説しているので
私のみたく全く知識がない人でも、楽しめると思う。
1人の芸術家の人生を少し辿った、いい時間でした。


ポロックのアトリエの床の複製。カラフル!

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